2017-03-30 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
また、先ほどから議論がありましたように、経済連携協定、これはEPAと呼んでおりますが、これもTPPを始めとして、日EU、それからRCEP、日中韓等のメガFTA交渉において、できる限り質の高い協定を目指すとともに、またほかのコロンビア等の二国間経済連携協定にも積極的に取り組んで、自由貿易の推進に全力を尽くしているところでございます。
また、先ほどから議論がありましたように、経済連携協定、これはEPAと呼んでおりますが、これもTPPを始めとして、日EU、それからRCEP、日中韓等のメガFTA交渉において、できる限り質の高い協定を目指すとともに、またほかのコロンビア等の二国間経済連携協定にも積極的に取り組んで、自由貿易の推進に全力を尽くしているところでございます。
TPPの意義につきましては、改めて言うまでもなく、高いレベルの包括的な二十一世紀型のFTAモデルと言われますように、他のメガFTA交渉のひな形となるであろうと。さらには、将来、WTOルールに進化していくことも期待されております。 そういった高い自由化と、そして包括的なルールを目指しているものでありますけれども、TPPの長期的な意義は、これは中国が最終的なターゲットであるということであります。
こうしたメガFTAの先陣を切ってTPPが大筋合意されたこと、このことは、他のメガFTA交渉を刺激し加速化する、こうした効果がありますし、また、我が国としましても、現在、TPPそして日中韓FTAを初め八つの経済連携を同時並行的に交渉を進めています。こうした交渉にも刺激を与え、ダイナミズムを与え、そして交渉を加速化させる、こうした効果があると思います。
ただ、残念ながら、この点が非常に不十分である、TPPは秘密交渉であるという批判が強くあるわけでございますが、一つ事実として申し上げておきたいのは、日本のこれまでの十五件のEPA交渉、また今現在行われているメガFTA交渉の中で、交渉過程においてTPP交渉ほど政府が説明に努めた例というのはほかにない、今までで一番政府は説明に気を遣っているということだけは事実として申し上げたいと思います。